恋愛を題材にしたアニメを見ていると「あぁ〜こんな恋愛をしたいなぁ」ってなること、よくあると思います。
かくいう私も、その内の一人です。
なんならそればかり考えて恋愛アニメに関しては様々な作品に触れてきました。
そんな私が「恋愛アニメのおすすめは?」と聞かれれば、真っ先にこの作品を答えます。

タイトルは「月がきれい」です。
おそらくピンとくる方は、夏目漱石が「I love you」という英文を「月が綺麗ですね」と訳したことを思い浮かべるのではないでしょうか。
まさしくその通り、日本人らしい(?)素直になれず、もどかしく、とても奥ゆかしい作品です。
2017年の春アニメの本作ですが、未だに胸を張って一番だと思っています。
もし、あなたがこの作品を一気見すれば、間違いなく他の恋愛アニメでは物足りなくなってしまうでしょう。
そして、私は今でも定期的にこの作品を見返し、このアニメが恋愛アニメの中で最強であることを確認しています。
それでは、「どこが他の恋愛アニメとは違うのか?」を示していきましょう。
あらすじ
「月がきれい」が恋愛アニメの中で最強と言われても、どんなアニメなんだよ!
という方もいると思うので、ざっくりとしたあらすじを書いておきます。
中学3年の春。初めて同じクラスになり、出会った小太郎と茜。小説家を夢見る文芸男子と、走るのが好きな陸上部女子。運動会の用具係を通じてLINEで話すようになり、二人の距離は近づき始める。行事続きで浮ついた初夏の空気の中、茜への想いを募らせた小太郎は……。1年の頃から茜に想いを寄せる拓海、親友の茜を通じ小太郎に興味を抱く千夏……。小江戸・川越を舞台に、爽やかに弾ける思春期の恋の物語。
MBS月がきれい公式サイト引用
ふむ。普通だ……。
いやいや、侮ることなかれ。
次の項目で、他の恋愛アニメとの違いを3つの特徴として示しましょう。
特徴1 物語の始まり方があるある。
本当に何気ない出会い。
まず、主人公の安曇小太郎と、ヒロインの水野茜は、ごくごく普通の出会いをします。
具体的に言えば、たまたま同じクラスになったということです。
つまり初対面であり、登場人物のバックグラウンドは全くありません。
因縁も、過去のトラウマも、ましてや敵性勢力同士でもない。
全てが0からの出会いなのです。
従来の作品には、不治の病持ちだったり、トラウマを抱えていたり、物語の開始時点でなんらかの交友関係があったり、そういった作品が多いのですが。
「月がきれい」に関しては、全くこういうものが介在しません。
ここが恋愛アニメにおいて、一つ頭が抜けているところだと思います。
また、こういった設定が現実に近い”あるある”と言えると思います。
お互いが意識し合うきっかけ。
ネタバレになりますが、お互いを意識するきっかけも、割とあるあるです。
それは、安曇家と水野家が同じファミレスで食事をして出会うということです。
もちろん、家族同伴ですから、お互いに恥ずかしくなりますよね……。
だって、私もそんな場面に遭遇したくないですもん。
こうして、お互いに赤面するような出会い方をしてしまっては、少なからず意識せざるを得ないことでしょう。
現実では、その日から次の日くらいで忘れると思いますが(私感覚的に)、その後も学校行事で接していくわけですから、当然意識してしまうわけです。
というか、こういう境遇に合えば意識してしまいますよね。お年頃ですし……。
特徴2 角が立たないキャラクター達。(だが、そこが良い!)
ビジュアルで媚を売らないスタイル。
本作の登場人物は、あまり特徴のないキャラクターばかりが登場する。
従来のアニメでは、見た目で可愛さを表現したりイケメンを作り出したりしていることが多いです。
しかし「月がきれい」では、どちらかと言えば平凡とも言えるビジュアルをしています。

こうしてみると「萌え系」や「イケメン系」みたいなビジュアルではないことがわかっていただけると思います。(個人の感想で差はあると思いますが……)
より具体的に言えば、パッとしないですよね。(だが、そこが良い!)
従来の作品をみれば、キャラクターに魅力を持たせることは重要な要素として取り扱われています。
本作はまさにそれに逆行するかのようで、バックグラウンドがほとんどなく、ビジュアル的にも特徴がないことは、むしろ新しいものを見ているかのようです。
キャラビジュアルに訴えないということで、当然ながら下ネタやサービスシーンなどはピックアップされていません。
キャラ属性も排除されている。
ラブコメではよくある「キャラ付け」というのも、本作ではかなり薄いです。
ツンデレ、ヤンデレ、クーデレ、幼馴染、先輩、後輩などのキャラ付け、というかメインとして登場することはありません。
本作は同級生だけで物語が進行していくと言っても過言ではありません。
「キャラ属性が薄い」と聞くと物足りなさを感じてしまうかもしれませんが、むしろ現実に近い形で本作を観ることができます。
現実世界に、アニメキャラのようなツンデレや幼馴染って、存在しませんよね?
よって、現実に近いキャラ設定となり、登場人物達の共感が得られやすくなっているのです。
特徴3 告白がゴールじゃない。(若干ネタバレ)
恋愛アニメというと、クライマックスに告白シーンがあり、それを相手が了承し結ばれてみんなにっこりでハイ終了!というのがほぼテンプレートとなっています。
しかし、本作では告白する前よりも、告白した後の話の方が長いんです!
つまり、付き合い始めてからが本番な訳です。
恋人同士になって、どのように付き合っていくのかを描いた作品も、これまた珍しい部類に入るのではないかと思います。
さらに、中学3年生という青春真っ只中の恋人同士であることが、非常に胸をキュンキュンさせてきます。
お互いの恥ずかしさも、ぎこちなさも、たまらないほどにピュアな心を映し出しているのです!
まとめ
これまでの恋愛アニメとは一味も二味も違う「月がきれい」を紹介していました。
キャラクター達のリアルな心理描写、青春時代に味わいたかった甘酸っぱい理想の物語が、この作品には詰まっています。
恋愛アニメが好きな方には是非一度見て頂きたい作品です。
最後に、YouTubeの公式チャンネルから「月がきれい」の第1話が無料公開されていますので、是非ご覧ください!
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